法衣の基礎知識解説シリーズ~白衣編③・男女別仕立ての違いとは~

こんにちは、すずきです。
法衣の基礎知識解説シリーズ〜白衣編〜、今回のテーマは、白衣のご注文の際ご質問頂くことも多い「男物と女物の違い」についてです。
白衣には男物仕立てと女物仕立ての2種類があります。これらの主な違いについて今回はご紹介させていただきます!
両者の主な違いは以下の4つです。

  1. 主な違い①〜おはしょりの有無〜
  2. 主な違い②〜袖付けの長さ〜
  3. 主な違い③〜身八つ口の有無〜
  4. 主な違い④〜衿幅の違い〜

それでは早速、それぞれをみて参りましょう。

1. おはしょりの有無

男物には女物と違って、「おはしょり」(着物を、腰のあたりでたくし上げ、細い紐で締めてちょうどよい丈調整すること)がなくつい丈(足首までの長さ)で作ります。上の画像赤い四角の箇所、男物の方にはおはしょりがありません。
女物の「おはしょり」に相当する分は、「内揚げ」と称します。すずきではご希望によりお仕立てするときから腰の部分に縫い込んでしまうことも、そのままお納めすることもあります。

この続きを読むには、
有料メンバー登録が必要です
すでに登録済みの方は
ログイン してください。
購入して続きを読む
この記事をシェア
LINE
「コラム」の新着記事
「基礎知識解説シリーズ」の新着記事
「法衣解説シリーズ」の新着記事
おすすめの記事